カノコスズメとは
カノコスズメは、オーストラリア北部から東部に分布するカエデチョウ科の小型フィンチです。白い顔を囲む黒い輪と胸の黒い帯、翼に並ぶ白い斑点が特徴です。
- 和名
- カノコスズメ
- 学名
- Taeniopygia bichenovii
- 英名
- Double-barred Finch / Owl Finch
- 分類
- スズメ目 カエデチョウ科
- 全長
- 約10〜11cm
- 分布
- オーストラリア北部・東部
学名の表記について
IOC World Bird List、Featherbase、オーストラリアの一部公的資料では Taeniopygia bichenovii と表記されます。一方、eBird/Clementsの新しい分類では Stizoptera bichenovii が使われています。
属名は異なりますが、どちらも同じカノコスズメを指します。このページでは日本で参照しやすい Taeniopygia bichenovii を主表記にしています。
二本の黒い帯と亜種の違い
白い顔の周囲を細い黒い輪が囲み、胸にも黒い帯があります。この二本の帯が英名 Double-barred Finch の由来です。顔つきがフクロウのように見えることから Owl Finch とも呼ばれます。
基亜種 T. b. bichenovii は腰が白く、オーストラリア北西部から北部に分布する T. b. annulosa は腰が黒いことで区別されます。オスとメスの羽色はよく似ており、外見だけでの性別判定は簡単ではありません。
野生での暮らし
草のある開けた林や林縁、乾いた草地などで見られ、水場から遠く離れない生活をします。小さな群れで行動し、地面に落ちた草の種子や草の穂についた種子を採食します。
白と黒の模様が目立つ鳥ですが、褐色の背や翼は乾いた草地や林床になじみます。野生で利用する草、水場、低木の組み合わせは、飼育環境を考えるときの参考になります。
飼育記録で確認したいこと
食事と水
野生では草の種子を主に食べます。飼育下で食べているシードや補助食、水浴びの様子を個体ごとに記録します。
群れとペアの様子
小さな群れで行動する鳥です。個体同士の距離、休む場所、追いかけの有無などを観察し、落ち着いて過ごせる環境を確認します。
雌雄の確認
羽色だけでは判定しにくいため、さえずりや求愛行動、繁殖期の様子も含めて記録します。
ここで紹介する一般情報だけで飼育条件を一律に決めず、年齢、健康状態、飼育場所に合わせて管理します。体調に変化がある場合は、鳥を診られる動物病院へ相談してください。
繁殖について
野生では草や植物繊維を使った丸い巣を、草むら、低木、低い樹上などに作ります。一般資料では一度に4〜6個の卵を産む例が紹介されていますが、実際の産卵数や育雛の経過は個体と環境によって変わります。
ときいろでの巣材、産卵、抱卵、育雛の記録は、親鳥への負担を増やさない範囲で確認できた事実だけを掲載します。
ときいろのカノコスズメ
ときいろで飼育している4ペアの繁殖環境、雌雄判別、温度管理、普段の餌について、実際の記録をブログで紹介しています。
よくある質問
カノコスズメの学名は何ですか?
IOCなどでは Taeniopygia bichenovii、eBird/Clementsの新しい分類では Stizoptera bichenovii と表記されます。どちらも同じカノコスズメを指します。
カノコスズメが Owl Finch と呼ばれるのはなぜですか?
白い顔の周囲を細い黒い輪が囲み、フクロウのように見えることから Owl Finch とも呼ばれます。胸にも黒い帯があり、英名 Double-barred Finch の由来になっています。
カノコスズメのオスとメスは見分けられますか?
雌雄の羽色はよく似ているため、外見だけでの判定は簡単ではありません。さえずりや繁殖期の行動も手がかりにします。
鳥のお迎えについて
お迎え可能な鳥がいる場合は、募集ページに個体情報を掲載します。カノコスズメや活動についてのご質問は、お問い合わせページからご連絡ください。
参考資料
日本名・学名、オーストラリアでの分布、外見と採食の資料を照合しました(2026年8月10日確認)。