チモールセイコウチョウとは
チモールセイコウチョウは、チモール島を中心とした小スンダ列島中東部と南モルッカ諸島に分布するカエデチョウ科の小型フィンチです。頭部から胸にかけて青色が広がります。
- 和名
- チモールセイコウチョウ
- 学名
- Erythrura tricolor
- 英名
- Tricoloured Parrotfinch
- 分類
- スズメ目 カエデチョウ科
- 全長
- 約10cm
- 分布
- チモール島周辺、南モルッカ諸島
成鳥・メス・若鳥の違い
成鳥オスは頭部から胸、腹にかけて青色が広がり、背と翼は緑色、腰から尾は赤色です。
メスはオスより全体に淡く、青色の範囲が狭いため、後頭部まで緑色が広がります。若鳥はさらに鈍い緑色で、頭部は灰色がかり、嘴は淡い色ですが、尾には赤色が見られます。
野生での暮らし
チモール、アタウロ、ウェタル、ロマン、ダマール、ババール、タニンバルなどに分布します。低地から山地の森林、開けた林、茂みや林縁で、単独、つがい、小さな群れとして行動します。
地上やその近くで採食し、セイコウチョウ属の仲間と同様に小さな種子を主な食べ物とします。青と緑の体色は、木陰や草の中では周囲に溶け込みます。
顔に赤い模様を持つ未記載個体の報告
2022年にはチモール島のムティス山で、顔に赤い模様を持つ未記載のセイコウチョウが報告されました。日本で飼育されているチモールセイコウチョウは、すべて青い顔の個体です。
飼育記録で確認したいこと
食事
小型フィンチ用シード、発芽種子、青菜や補助食など、実際に口にしている品目を記録し、季節や繁殖期の変化を確認します。
羽色と換羽
青、緑、赤の範囲や発色を、換羽の時期と合わせて観察します。若鳥から成鳥へ変化する過程も記録します。
落ち着ける場所
野生では林縁や茂みも利用します。飼育下でも隠れて休める場所と飛ぶ空間を両立し、個体同士の様子を確認します。
このページの一般情報は野生の観察記録と飼育者団体の公開資料を分けて参照しています。体調に変化がある場合は、鳥を診られる動物病院へ相談してください。
野生で確認された巣
2014年、アタウロ島の標高約940mにある常緑林で、苔に覆われた土の壁に作られた巣と繁殖行動が記録されました。野生下の巣を詳しく記録した最初期の報告で、2月から3月の繁殖を示す観察と一致しています。
一つの野生記録をすべての個体に当てはめることはできません。ときいろでの巣材、産卵、抱卵、育雛の記録は、実際に確認できた内容として別に掲載します。
ときいろのチモールセイコウチョウ
飼育環境、食事、繁殖については、確認できた内容から順に追加します。
よくある質問
チモールセイコウチョウはどこに生息していますか?
チモール、アタウロ、ウェタル、ロマン、ダマール、ババール、タニンバルなど、小スンダ列島中東部から南モルッカ諸島に限って分布します。
チモールセイコウチョウのオスとメスはどう違いますか?
オスは頭部から胸、腹にかけて青色が広く鮮やかです。メスは全体に淡く、後頭部まで緑色が広がります。若鳥はさらに鈍い緑色で、頭部は灰色がかります。
顔に赤い模様を持つ個体がいるのですか?
2022年にチモール島のムティス山で、顔に赤い模様を持つ未記載のセイコウチョウが報告されています。日本で飼育されているチモールセイコウチョウは、すべて青い顔の個体です。
鳥のお迎えについて
お迎え可能な鳥がいる場合は、募集ページに個体情報を掲載します。チモールセイコウチョウや活動についてのご質問は、お問い合わせページからご連絡ください。
参考資料
日本名・学名、分布、識別点、野生の巣に関する公開資料を照合しました(2026年8月10日確認)。